すだなび

30代の前向きなエクスペリエンス

大学の補助金の話を聞いて

大学生の頃は学校運営側の視点なんぞまったく気にしなかったので補助金とかまったく知らなかったわけです。

 

私立大学には"私立大等経常費補助金"という補助金がありまして

国立大学にも"運営費交付金"という補助金があるみたいです。

 

僕は私立大学出身なので"私立大等経常費補助金"の話を。

 

さて、その補助金ですが、

各学部ごとに下記に記載した比率よりも高くなると"ゼロ"にされてしまうので、

大学側としてはバランスよく定員を設定し入学者を決めている訳ですね。

==

私立大学補助金(収容定員8000人未満)
年度収容定員比入学定員比
平成24年度 150%以上 130%以上
平成25年度 150%以上 130%以上

 

私立大学補助金(収容定員8000人以上)
年度収容定員比入学定員比
平成24年度 140%以上 125%以上
平成25年度 140%以上 120%以上
 
収容定員比・・・(在籍学生数/収容定員)の比率
入学定員比・・・(入学者数/入学定員)の比率
 
※歯学部、医学部については異なるとの事です
==
大学側としてはなるべく学生を獲得し入学金を得たい訳ですが、
国側としては「きちんと授業ができる範囲で入学させて下さいね。」って事で規制をするわけです。
 
★★
 
さて、そんな補助金の仕組みがある中ですが現在は高齢化社会。
高齢者の数は増えますが、若者の数は増えていません、と。
 
一部の難関大学、有名大学への人気が集中しているため
地方大学や新設大学が受験生集めに難航し、定員割れという事態が発生しています。
 
(そもそも進学を選択しない人もいるから一概には言えないけどね。)
 
定員割れが起きるなら定員を減らせばいいじゃないかというと
そういうわけにも行かないのです。
 
定員割れ
定員数を減らす
教員数が減る
補助金が減る
学校の運営力が落ちる
入学志望者が減る
定員割れ
 
と負の連鎖になりますので。
 
 
 
なので大学側としては定員を減らさず、
頑張って入学志望者を増やさなくてはならない訳ですね。
 
 
そこで大学はどういった施策を行なっているか。
(広告とかメディア露出による獲得とは別で。)
 
 
①学部を新設する(時代に沿った学部)
 
②学部を統一する(経済学科+経営学科=経済経営学科)
 
③学校を統一する(○大学△学部 + □大学△学部= ○□大学△学部)
 
④共学にする
 
⑤名前を変える
 
⑥秋入学を採用する
 
などが浮かびますが、
①なんかは結構ハードルが高いように見えます。
すぐに新設できるものでもないでしょうし、目新しい学科がそうそう出るものでもないので②、③、④がこれからも増えるのではないでしょうか。
 
ちなみに⑤、⑥は日本人向けに加え、留学生向けという意味合いもあるみたいですね。
大学名にメジャーな地名をついている("東京"とか)方が良さそうですし、
海外は秋入学の方が多いので。
 
 
以前のブログにも書きましたが
商売でも、教育でも、
市場が狭いものに対してはサービスは統合化していく流れが強いのは変わりないです。
高齢者向けサービスは実際に専門化・多様化してますが幼稚園、保育園などは相当厳しいんじゃないかと。小学校閉鎖のニュースも多いですしね。